セルフジェルネイラーさんからのお悩みでよく聞くのが「色ムラ」について。丁寧に塗っているはずなのに、何度塗っても色ムラができてしまう方は多いのでは?今回はジェルネイルがムラっぽくなる原因と、塗り方のコツについてご紹介します。
色ムラができてしまう原因って?
塗っていて色ムラができてしまうのには、いくつか考えられる原因があります。
1)ジェル全体をかき混ぜていない(撹拌をしていない)
ジェルは時間が経つと、容器の中でジェルの成分やカラーの顔料が分離していることがあります。分離された状態のままで塗ってしまうと、色がきちんと付かなかったり硬化されなかったりなど、思い通りの仕上がりにならないことがあります。
ジェルを塗る前には、使用するジェル全体を爪楊枝やスパチュラなどでかき混ぜてから使いましょう。
勢いよく混ぜてしまうと、中に空気が入り、塗るときに気泡が邪魔になることがあるのでゆっくりとかき混ぜてください。
2)爪に対しての塗布量が多いor少ない
爪に対して一度に塗るジェルの量が多いと、一部分にジェルが溜まってしまい、色ムラになりやすいです。反対に塗布量が少なくても、カラーがかすれてしまったりなど色ムラの原因になります。
爪の大きさや長さによって変わりますが、ワンカラーの場合、筆の片面3分の1くらいがジェルの塗布量の目安となります。
3)筆に圧がかかっている
ムラになる原因として一番多いのが、筆に圧がかかっていること。筆の刷毛を広げて塗ってしまうとジェル自体を拭い取ってしまいます。
ジェルを塗るときは、筆先が広がらないくらいの力加減で圧をかけずに塗るようにしましょう。
4)筆を揉みほぐさずに、固い状態で塗っている
新品の筆には筆先の形を維持するために糊(のり)が付いています。また、前回使ったときから時間が経っている筆は、筆先自体が少し固くなっていることがあります。
筆先が固いままでジェルネイルを塗ると、ジェルを拭い取ってしまうので色ムラになります。
ジェルネイルをするときは、クリーナーやエタノールを含んだキッチンペーパーで毛先を揉みほぐし、柔らかくしてから使用するようにしましょう。
5)セルフレベリングを待たずに硬化している
色ムラができているからといって何度も塗り直すと、さらにムラっぽくなったり皮膚にはみ出してしまいます。
多少のムラであれば、塗布後のセルフレベリング(ジェルの粘度を利用して爪に自然にジェルが広がること)を待つと、表面が滑らかになって色ムラが目立たなくなります。
硬化する前に10秒ほど時間を置いてみるのがオススメです。
筆の動かし方のコツは、圧をかけずに根本から先端に向かってスッと。
丁寧に塗るのはとても大切ですが、慎重になるあまり筆の動きがかなり遅くなっている人は多いのでは?
筆の動きが極端に遅いと、根本から先端までの筆圧が均等にならず、ムラになりやすいことも。筆の動きはゆっくり過ぎず、圧をかけないように根本から先端まで一気にスーッと引っ張るのがムラにならない塗り方のコツです。
単色塗りの難易度が高いのは白!白系や薄い色はムラになりやすい
カラーの中でも、ムラになりやすいものとなりにくいものがあります。
一番ムラになりやすいものが白。ネイリストさんでも白のワンカラーは難易度が高く、綺麗に塗るのは難しいといいます。そのほか、白が多く入っているパステルカラーなどもムラになりやすいです。
反対にムラになりにくい色は、黒や赤、ネイビーなどの濃い色。初心者の方はこのような色で練習してみるのがオススメです。
色ムラをなくして、ワンランクアップした仕上がりのジェルネイルに
ご紹介したように色ムラになる原因はさまざま。色ムラに悩んでいた方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
Unknown Beauty Placeの無料レッスンでは、力加減が難しい「筆圧」についても丁寧にお伝えしています。やり方が分からないという方は、無料レッスンへのご参加もお待ちしております。