世代を問わず圧倒的人気を誇る「フレンチネイル」。今回はフレンチネイルの基本的なやり方やコツのほか、これを使えばセルフでも簡単にできる便利なアイテム、簡単なアレンジ方法やカラーの組み合わせをご紹介いたします。
フレンチネイルってどんなデザイン?
フレンチネイルとは、爪先部分にカラーをのせたシンプルなネイルデザインのこと。落ち着きのある上品な印象で、お仕事で派手なデザインがNGな方にも人気のアートです。
<フレンチネイルの由来>
フレンチネイルはフランス発祥だと思われますが、実はアメリカが発祥だといわれています。
オシャレなフランス人女性は、「自然体の爪が健康的で一番」と考えており、実際は何も塗らない派が多かったそうです。そんな「フランス人女性の自然で綺麗な爪」をイメージして、アメリカ人がフランス女性の素の爪を再現したことが「フレンチネイル」の始まりといわれています。
爪の形次第で印象はさまざま!大人っぽくも可愛くも仕上がるフレンチデザイン
フレンチネイルで大切なのが「爪の形」。
先端が丸めのものや細長い形、四角く整えたものなど、爪の形次第で印象がガラッと変わります。
このように同じカラーでも、ラウンド=短めで上品、オーバル=細長くエレガント、スクエアオフ=カジュアルといった印象に仕上がります。
爪自体も短いと可愛らしい印象になり、長いと大人っぽい印象になります。
セルフで行うフレンチネイルの基本のやり方
セルフでやる時のフレンチネイルの手順をご紹介します。
いきなりベースを塗布するのではなく、最初に塗る前の下準備(プレパレーション)を行うようにしましょう。
爪の表面に油分や水分が残っていると、ネイルが剥がれやすくなってしまったり綺麗に塗れないことがあるのでとても大切な工程です。
使用アイテム
- トップ&ベースコート(シリラ シアポリッシュ トップ アンド ベース)
- ネイルカラー(808 グラース)
- ネイルリムーバー(シリラ ネイルリムーバー)
- ウッドスティック(シリラ ウッドスティック) ※爪楊枝でも代用可
- コットン
ベースコートは必須!爪の保護や色素沈着防止、ネイルのモチにも効果的
セルフネイルで塗っていない人が多いのが「ベースコート」。
ベースコートは、爪を保護する役割があり、マニキュアのカラーによる色素沈着を防ぐほか、爪の表面を綺麗に整えたり、ネイルのモチを良くしてくれます。必ず塗るようにしましょう。
【手順1】ベースコートを全体に塗布
「トップアンドベースコート」を爪先の断面に少量塗布した後、爪の根元から全体に塗布
※爪の断面への塗布は、爪先からの剥がれを防ぎます
【手順2】フレンチラインの中心部分を塗布
爪先のフレンチラインの中心部分を塗布
※フレンチラインを塗る前に、ベースとなるカラーを塗布してもOK
【手順3】左右のフレンチラインを塗布
フレンチラインの形を取るように左右に色を塗り足す
【手順4】サイドのカーブを塗る
爪の両サイドに左右対称になるようにカーブをつけながら色をのせる
※皮膚に付かないように他の指で爪周りのお肉を下げて塗るのがポイント
【手順5】カラーを2度塗りする
同様にカラーを2度塗りする
【手順6】ウッドスティックでラインを整える
ウッドスティックにコットンを少量巻いて、ラインのガタつきやはみ出しを整える
※リムーバーを少量付けると、はみ出しを拭いやすくなります
【手順7】トップコートを塗布
カラーが乾いたら、「トップアンドベースコート」を爪の断面と全体に塗布して完成
セルフ初心者でも簡単にできる便利なフレンチアイテムはコレ!
- ネイルスタンプ
- マスキングテープ
- フレンチガイドテープ
自分で形を作るのはなかなか難しい・・という方には、便利なアイテムを使うのもオススメ。100均でもGETできるアイテムなのでぜひ挑戦してみてください。
ネイルスタンプを使ったフレンチネイルのやり方
<手順1>シリコン部分にカラーを塗布
ベースコートを乾かした後、シリコンの部分に塗りたいカラーを塗布
<手順2>シリコンに爪を押し付けてフレンチラインを作る
シリコンに爪先を押し付け、フレンチラインになるようにスタンプする
※カーブができるように、左右に動かしながらスタンプするのがポイント
<手順4>カラーを2度塗りする
スタンプで塗ったラインからはみ出ないように2度塗りする
<手順5>ラインやはみ出しを整える
皮膚にはみ出た部分やラインの歪みをコットンとリムーバーを付けたウッドスティックで整える
<手順6>トップコートを塗って完成
トップコートを全体に塗って乾いたら完成
マスキングテープを使ったフレンチネイルのやり方
<手順1>マスキングテープをカットする
マスキングテープをフレンチのカーブに合わせてカットする
<手順2>カットしたテープを爪に貼って爪先にカラーを塗布
ベースコートが乾いたら、カットしたマスキングテープを爪に貼って爪先にカラーを塗布(2度塗り)
※粘着が強いとベースコートが剝がれてしまうので、貼る前にテープの粘着を弱めておくのがオススメ!
<手順3>テープを剥がし、トップコートを塗って完成
マスキングテープをゆっくりと剥がし、最後にトップコートを塗ったら完成
フレンチガイドテープを使ったフレンチネイルのやり方
<手順1>フレンチガイドテープを貼る
ベースコートが乾いたら爪にフレンチガイドラインを貼る
<手順2>カラーを爪先に塗布
爪先にカラーを塗布(2度塗り)
<手順3>テープを剥がし、トップコートを塗って完成
テープをゆっくりと剥がし、最後にトップコートを塗ったら完成
使用したネイルポリッシュ:シリラ シアポリッシュ(803 ポピー)
ストレートフレンチやスキニーフレンチ、根元フレンチなどアレンジは様々
フレンチネイルは定番のデザインだけでなく、さまざまなアレンジ方法が楽しめるのも魅力。セルフでも簡単にできるフレンチネイルのアレンジをご紹介します。
■ストレートフレンチ
「ストレートフレンチ」は、カーブのない真っすぐとしたラインのフレンチネイル。最も簡単なフレンチネイルの一つなので、セルフで初めてフレンチをするという方にオススメです。
<手順1>マスキングテープを貼る
ベースカラーが乾いたら、爪先を残してマスキングテープを貼る
<手順2>フレンチカラーを塗布
フレンチにしたいカラーを爪先に塗布(2度塗り)
<手順3>テープを剥がし、トップコートを塗って完成
テープを剥がし、カラーが乾いてるか確認をしたらトップコートを塗って完成
使用したネイルポリッシュ:シリラ シアポリッシュ(804 スキン、805 イーズ)
■スキニーフレンチ(細フレンチ)
「スキニーフレンチ」は、爪先のカーブにのみ細く色を塗るフレンチネイルです。
<手順1>ベースカラーを塗布
ベースコートが乾いたら、カラーを塗布
<手順2>爪先にのみフレンチカラーを塗布
カラーを爪先にのみ塗布
<手順3>トップコートを塗って完成
カラーが乾いてるか確認したらトップコートを塗って完成
使用したネイルポリッシュ:シリラ シアポリッシュ(804 スキン、808 グラース)
■根元フレンチ
「根元フレンチ」は、根元がフレンチ型になったデザイン。色を塗り重ねて仕上げます。
<手順1>カラーを塗布
ベースコートが乾いたら、カラーを塗布
<手順2>根元を少しあけた状態でカラーを塗り重ねる
根元がフレンチの形になるよう、少し隙間をあけた状態で別のカラーを塗り重ねる(2度塗り)
<手順3>トップコートを塗って完成
カラーが乾いてるか確認をしたらトップコートを塗って完成
使用したネイルポリッシュ:シリラ シアポリッシュ(804 スキン、807 ラグーン)
カラーの組み合わせは無限大!季節やシーンに合わせたフレンチデザイン10選
フレンチネイルは、色の組み合わせやアレンジがとても豊富。季節に合わせたカラーやシーンごとのフレンチデザインを一気にご紹介します。
【春】くすみピンク×ベージュで大人な春のフレンチネイル
くすみ感のあるクリアピンクにベージュでフレンチラインを書いた大人な春ネイル。クリアカラー×マットカラーの相性も抜群です。
【夏】ビタミンカラーで元気な夏を!オレンジ×イエローのちぐはぐフレンチ
夏にピッタリなオレンジとイエローのカラーフレンチ。配置を左右非対称にするだけで、一気にオシャレさがUPします。
【秋】秋カラーといえばコレ!ブラウン縛りのストレートフレンチ
秋の定番色ブラウンを基調としたフレンチ。白のフレンチラインを入れることでコントラストのメリハリが出て、オシャレでクールな印象に仕上がります。
【冬】落ち着いた同系色のブルーでシックな冬ネイルを
ブルー系でまとめたアシンメトリーなフレンチデザイン。グレーやネイビーカラーを使うことで、オシャレさを残しながらも落ち着いた手元に仕上げることができます。
オフィスでもOK!ピンクベースに華やかなラメフレンチ
血色感のあるピンクベースに華やかさを足すならラメフレンチがオススメ!キラキラ感がプラスされて、手元がより上品に見えます。
ガーリーな雰囲気に♡アレンジを効かせた白のハートフレンチ
柔らかいガーリーな印象にしたいときにピッタリなのがハートフレンチ。白やピンク、赤などカラーを変えるだけでも雰囲気が一気に変わるので、ぜひ挑戦してみて!
上品でエレガントな組み合わせ!パープル×ゴールドで気品溢れるオシャレフレンチ
パープル×ゴールドの組み合わせは、上品でエレガントな手元に。重たい印象になりがちなパープルは、クリア感のあるものを選ぶと抜け感が出せます。
推しグループのメンバーカラーを詰め込み!元気になれるカラフルフレンチ
好きなアイドルやグループのメンバーカラーをネイルに入れ込むのもオススメ!カラーを変えるだけのシンプルな工程なので、セルフネイルでも簡単にライブやコンサート仕様のネイルデザインが完成します。
フレンチラインに柄を!ひと手間加えるだけのアニマルフレンチネイル
フレンチのライン上にアニマル柄をプラスしたアニマルフレンチ。フレンチラインができるようになれば、ひと手間加えるだけでサロン級の凝ったネイルデザインに仕上がります。
使うカラーは1色!?爪先だけがマットなマットフレンチ
フレンチの形をとるのがどうしても苦手・・という方には、マットフレンチがオススメ!ワンカラーを仕上げてトップコートを塗った後、爪先部分にだけマットコートをオン。一部だけがマットな質感になったオシャレなマットフレンチの完成です。
シンプルでオシャレなフレンチネイルはセルフでも十分楽しめる!
いかがでしたか?フレンチネイルはコツややり方さえ覚えてしまえば、セルフでも簡単にできるオシャレなネイルデザインです。綺麗にラインが作れない方は、便利なアイテムをぜひ使ってみて!さまざまな色の組み合わせでセルフネイルを楽しんでくださいね。