ネイルをする上で爪の形は「土台」となり、とても大切です。ジェルネイルをキレイに塗れていても、爪の形がガタガタだと美しさが半減してしまいます。今回はセルフでもキレイな爪に仕上げるための爪の切り方や整え方のコツをご紹介します。
爪を整えるときは「エメリーボード(爪やすり)」を使う
爪を整えるとき、爪切りを使っていませんか?
実は爪切りの「挟んで切る」という行為は、爪に大きな負担をかけています。爪を挟んだ時に大きな衝撃が加わることで、二枚爪になりやすくなるのです。
そのため爪を切るときは爪切りを使用せず、「エメリーボード」(爪やすり)を使うようにしましょう。
<使う前の「面取り」>
新品のエメリーボードを使用する前には「面取り」を必ず行ってください。
「面取り」とは、エメリーボードの側面の角を削って角を丸くすることです。新しいエメリーボードは側面が角ばっており、そのまま使用すると皮膚を傷つけてしまう可能性があります。
面取りの詳しいやり方については、別の記事でご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
<エメリーボードの持ち方>
エメリーボードの端を親指・人差し指・中指の3本で軽く挟みます。
親指と人差し指のみだと、エメリーボードが不安定になり削りにくくなります。中指で支えるようにして3本で持つようにしましょう。
<エメリーボードの基本的な使い方>
削る順番は、「爪の先端→サイド→反対側のサイド」の順が基本です。
長さを短くする場合は、爪に対してエメリーボードを垂直に当てて削ります。向きは左からでも右からでもどちらでもOKです。
ただし、往復がけをすると二枚爪になりやすくなるため、必ず一定方向に削るようにしましょう。
サイドを削る際は、爪とやや平行になるようにエメリーボードを当てます。
爪と皮膚の間にエメリーボードを挟み、根元から爪先に向かって削ります。爪の角を落としたい時は、少しカーブをかけて中心に向かって削ると丸みが作れます。
爪横の皮膚が盛り上がっている場合は、親指で皮膚をキュッと下げてからエメリーボードを当てましょう。
片側のサイドが削れたら、反対も同様に。この際、爪の形は左右対称になるように意識してください。
このように、爪切りを使わずにエメリーボードや爪やすりで徐々に形を整えるようにすると、爪を痛めることなくきれいな形に仕上げることができます。
爪の形で印象が変わる!ラウンド、オーバル、スクエアなど・・
爪は形を変えるだけで印象が大きく変わります。元々の爪の形もありますが、爪を伸ばすとできる形の幅も広がり、好きな爪の形に変えることができます。
■ラウンド
爪のサイドはほぼ真っ直ぐな状態で、爪先を半円状に丸く整えた爪の形。爪が割れにくい形で、どんなデザインとも相性が良いのが特徴です。
<ラウンドの整え方>
【STEP1】
爪に対して45度の角度でエメリーボードを当て、希望の長さまで先端を一定方向に削る
【STEP2】
両サイドをストレートになるようにまっすぐに削る
【STEP3】
爪の角が緩やかに丸くなるように、外側から中心に向かって左右の角を削って完成
※削りすぎると「オーバル」になります。
■オーバル
卵のような形で、ラウンドよりも爪の先端をやや細くした形。シャープさがあるため、大人っぽい印象に仕上がります。ただし、先端が細いぶん爪の強度は少し弱まります。
<オーバルの整え方>
【STEP1】
爪に対して45度の角度でエメリーボードを当て、希望の長さまで先端を一定方向に削る
※ラウンドと同様
【STEP2】
先端がやや細くなるように爪の両サイドを削る
【STEP3】
ラウンドよりも角がシャープになるように、爪の外側から中心に向かって左右の角を削って完成
※削りすぎないように注意
■スクエアオフ
爪の先端とサイドが真っ直ぐで、角のみをやや丸く整えた四角い形。爪の面積が広いため、強度があり爪が割れにくいのが特徴です。
角を削りすぎてしまうと、「ラウンド」になるので注意してください。
<スクエアオフの整え方>
【STEP1】
爪に対して垂直にエメリーボードを当て、希望の長さまで先端を一定方向に削る
【STEP2】
両サイドをストレートになるようにまっすぐに削る
【STEP3】
爪の角にほんの少し丸みを作るように左右の角を削る
※削りすぎるとラウンドになるので注意
気分に合わせて爪の形を変えて、デザインの幅を広げてみて
いかがでしたか?爪の形や長さでネイルの雰囲気も大きく変わるので、さまざまな爪の形でセルフジェルネイルを楽しんでください。
Unknown Beauty Placeの公式InstagramやYouTubeでは、セルフジェルネイルのやり方やデザインなどを動画で分かりやすく解説しています。ぜひチェックしてみてください。