ジェルネイルをしていて、ライトでジェルを固めるときに熱さを感じたことはありませんか?この熱さや痛みが発生する現象を「硬化熱」といいます。今回は、硬化熱が発生する理由とその対処法についてご紹介します。
ジェルを固める時に発生する「硬化熱」って?
そもそもジェルネイルというのは、UVやLEDライトの光による化学反応で固まります。
化学反応が起こる際に熱を発生させながらジェルを固めていくので、その熱が爪に伝わってしまうことで熱さや痛みを感じます。
硬化熱を感じる原因と対処法
硬化熱はジェルを固める際にある程度発生してしまうものですが、熱の感じ方は個人差があります。硬化熱を感じやすくなる主な原因と対処法をご紹介します。
1)ジェルの塗布量が多い
最もよくあるのが、ジェルの塗布量が多い場合。一度にのせるジェルの量が多いと、その分ジェルを固めようとする熱の発生量も多くなるので、硬化熱を感じやすくなります。
ジェルで爪の形(フォルム)を形成するときや厚みを出すときは、一度に多くのせてしまいがちです。なるべく数回に分けて塗り重ねるようにして厚みを出すと、硬化熱を最小限に抑えることができます。
2)爪が薄い
爪が薄い方は熱さを感じる神経との距離が近くなるため、熱を感じやすくなります。強い熱さを感じたら、我慢せずにすぐライトから手を出すようにしましょう。入れっぱなしにしていると、ヤケドをして爪が剥離する恐れがあります。
途中で手を出してしまったとしても、硬化に必要な秒数をトータルで当てていれば問題はないので、何回かに分けて硬化するようにしてみてください。
既に薄く生えてしまっている爪は丈夫にすることができないため、日頃からネイルセラムをこまめに塗るなどして、これから生えてくる爪を健康にするケアを心掛けてみましょう。
ネイルセラム・ネイルオイル・ネイルクリームの違いについては、別記事をチェックしてみてください。
3)ライトの力が強い
ライトのパワーが強いと硬化熱を感じやすくなります。ライトに手を入れてから1〜2秒後に最も熱を感じるようになるので、初めはライトが少し当たるくらいの遠い位置から徐々に手元をライトに近づけていくようにしましょう。
また当店で取り扱うジェルネイルブランド「Jelly Nail(ジェリーネイル)」、「cirila(シリラ)」、「ZIIN(ジ・イン)」には、ローヒートモード(最初に弱い光を発生して徐々に光が強くなる)の機能が付いています。なるべくそういったライトを使用するのもオススメです。
- ジェルを一度に多くのせすぎない
- 遠くからライトを当てて徐々に手元をライトの中に入れていく
- ライトに手を出し入れしながら硬化させる
【硬化を軽減する方法】
硬化熱が出やすいのはどんなジェル?
実はジェルの中でも、硬化熱が発生しやすいものとしにくいものがあります。硬化熱が出やすい順はこちらです。
ノンワイプクリア > その他クリア > カラー
最も硬化熱が出やすいのがノンワイプクリアジェル。ノンワイプのクリアジェルは、表面まで完全に硬化するため硬化する量が多いので硬化熱が高くなりがちです。
ノンワイプのクリアジェルを使用するときは、ローヒートのネイルライトと合わせて購入すると良いでしょう。
※ノンワイプ=未硬化ジェルが残らない拭き取り不要なジェル
反対に硬化熱が発生しにくいのはカラージェル。カラーは顔料が入る分、クリアより樹脂の比率が少ないため硬化熱も出にくくなります。
我慢はNG!無理をしない範囲でセルフジェルネイルを楽しんで
ジェルをする時爪が熱くて悩んでいたという方は、塗布量やライトを見直すなどぜひ今回の記事を参考にセルフジェルネイルを楽しんでみてください。
Unknown Beauty Placeの公式YouTubeやInstagramでは、ネイルデザインのやり方などを日々ご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。